
ウォーミングアップ
①次の言葉の意味を辞書で調べてください。
仕入先 購買計画 市況 発注 納入 納期
②購買管理業務についてどのぐらい知っていますか。中国語で議論してみましょう。
学習目標
【素养目标】
能够养成良好的协调沟通能力和团队合作精神,具有较强的工作责任心。
【知识目标】
1. 能够灵活运用相关专业日语词汇及「ところだ」、「としても」、「てしまう」、「かどうか」、「ながら」等重要语法知识点;
2. 能够阅读理解采购管理相关的日语文章。
【能力目标】
1. 能够用日语简单说明供应商管理的关键内容,并运用于实际工作;
2. 能够用日语简单描述采购管理的业务内容。
購買管理の5原則
「購買管理の5原則」とは、購買管理を行うにあたって重要と なる以下5つの内容を指します。
1.適正な取引先の選定
2.適正な品質を確保する
3.適正な数量を決定、確保する
4.適正な納期を設定、確保する
5.適正な価格の決定、履行
適切な購買管理を行うためには、基本の5原則を押さえておくことが必要不可欠です。ここでは、原則の意味と、細かい解説をします。
1.適正な取引先の選定
1つ目の原則は、「適切な取引先の選定」です。このステップでは購入を検討している取引先の財務条項などの「与信管理」、具体的な調達ルートの確認を行います。
与信管理とは継続的かつ頻繁に取引をしている相手方に信用を付与し、購入品やサービスを受け取った後に代金を受領するフローのことです。取引先の仕入れ状況や調達ルートの確認を行い、慎重に取引先を選定していきます。
2.適正な品質を確保する
続いては、必要な技術力や価格に見合った商品の選定を行います。この時に、取引先が品質管理体制を敷いているかどうかも重要な選定ポイントとなります。
3.適正な数量を決定、確保する
自社が求めている数量はどれくらいなのか、余らせたり足りなくなったりすることはないかを考えながら数量を決定していきます。余ってしまうと在庫の管理に不必要な労力を割いたり、処分が発生したりしてしまうケースがあるので注意しましょう。
4.適正な納期を設定、確保する
納期を設定する際は、「発注リードタイム」と「短納期発注」に着目してください。発注リードタイムとは、発注してから納品までの時間のことです。すでに在庫がある場合はリードタイムを減らすと在庫残数を減らすことができるので、キャッシュフローの改善や余裕スペースの確保にもつながります。
早急に商品やサービスが必要になった場合、柔軟に対応してくれるかどうかも確認しておくとトラブルを未然に防ぐことができます。
5.適正な価格の決定、履行
納品する商品やサービスの値段が適正かどうか、少しでも安く仕入れることができるかどうかを考慮しながら価格を決定します。会社の収益に影響する部分なので慎重に決定していきます。
会話の録音を聞きながら、空いているところを完成しましょう。
⭐场景演练:
岡田: 鈴木さん、さっき仕入先から① がありました。新型コロナの影響のため、出荷が遅れてしまいます。原材料の到着日は② 遅れるとのことです。
鈴木: えっ、それは大変です。
岡田: そうですね。それに、初めて③ ですから、在庫はゼロです。今から生産計画を調整したら…
鈴木:今のところ調整したら、④ にまにあいません。再度、仕入先と納期について調整してもらえませんか?
岡田:はい、了解しました。
(一カ月後)
岡田:鈴木さん、新製品に採用された原材料が届きました。
鈴木:⑤ に届いてくれて、助かりました。新しく開拓した仕入先ですが、⑥ 仕入先ですね。
岡田:そうですね。どんなに⑦ 仕入れられる会社としても、納期が遅れれば生産計画の遅れや⑧ が発生してしまいます。⑨ 仕入先としての「信頼性」でしょう。
鈴木:その通りです。⑩ 量産できて、やっと安心しました。お疲れさまでした。
岡田: こちらこそ。
重点词汇
遅延(ちえん)⓪ [名/自・サ] 延迟,耽搁
新型(しんがた)⓪ [名/形动] 新型,新式
調整(ちょうせい)⓪ [名/他・サ] 调整,调节
到着日(とうちゃくび)④ [名] 抵达日,到达日
再度(さいど)① [副・名] 再度,第二次
助かる(たすかる)③ [自・五] 省力,省事,得救
開拓(かいたく)⓪ [名/他・サ] 开拓,开辟
低(てい)コスト③ [名] 低成本
信頼性(しんらいせい)⓪ [名] 可靠性
生じる(しょうじる)⓪③ [自・一] 产生,造成
購買管理の業務内容
仕入先への発注・受け取り
購入する業者へ必要な商品の発注を行います。商品を発注する前に購入業者と適切な取引を行うための取引条件を確認し、取引期間や検収や支払い方法を明記した書面を交わし、取引契約を締結する必要があります。また、既存の仕入先だけではなく新規仕入先の開拓も大切な業務の1つです。
仕入先が増えることで商品購入の比較検討を行うことができ、仕入先同士の競争が生まれるため商品購入時の価格交渉を行いやすくなります。
品質チェック・支払
品質チェックは契約書に準じた方法で実施します。商品が届いたら発注した商品なのか、個数に間違いがないか、品質に問題がないかどうかを確認し、品質に問題のある商品があった場合はすぐに仕入先に連絡をして代替品を送ってもらいます。取引先への連絡は迅速に行うようにしましょう。
発注した商品の検収が終了後、契約書に従い仕入先への支払いを行います。
保管・移動
検収が終了した商品を倉庫に移動して、温度や湿度を管理しながら保管します。
発注した商品はすぐに使用されない場合もあり、商品が使われる日まで品質が劣化しないように管理することも購買管理の大切な業務です。
品質を維持することが難しい商品の場合、適切な発注日を考慮した購買計画を立てる必要があります。また、商品によっては保管場所が途中で変更する場合があるため、その際の移動手段の確保なども購買管理の業務の1つになります。
納品
商品ごとの納期に従い、納品を行います。出荷から納品まで商品を適切に管理することも購買管理に含まれます。顧客との売買契約に基づいて納期に従って商品を納品します。
棚卸管理
棚卸し管理も購買管理の大切な業務です。
仕入れた商品や原材料の在庫や、継続的な売上が期待される商品の在庫状況を把握します。定期的に棚卸しを行い、商品や原材料の品質などもチェックします。商品や原材料などの過剰在庫が目立つ場合は購買計画の見直しが必要です。